メルカリ子会社でキャッシュレス決済サービスを運営するメルペイは4月15日、「JapanTaxiタブレット」を導入している全国約1万台のタクシーで、メルペイのQRコード決済が可能になったことを発表した。
JapanTaxiタブレットは、タクシー配車サービスを提供しているJapanTaxiが、提携するタクシー車内に設置しているデバイス。北海道、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、京都府、大阪府、福岡県などのエリアで営業している約1万台のタクシーで利用できる。
メルペイで決済する場合は、客席に備え付けのJapanTaxiタブレットでQRコード決済を選び、このタブレットを使ってスマホに表示したメルペイのQRコードを読み取らせればいい。JapanTaxiタブレットは料金メーターやタクシー運営会社の決済システムにつながっているので、利用者はタブレット上の操作だけで決済が可能になる。メルペイの導入事例としては、牛めしの松屋をはじめとする松屋フーズ各店に続く大型案件となる。メルペイは、コード決済だけでなくNTTドコモのNFC(FeliCa)決済のiDにも対応しており、コンビニや駅売店などさまざまな場所でも使える。2次流通である中古品の売買から始まったメルカリ経済圏は今回のJapanTaxiとの提携により、一時流通の一般的な商品の購入、飲食、タクシーによる移動までをカバーすることになった。