米国時間9月4日、Mercedes-Benzは全電動クロスオーバーSUV、EQCを発表した。ドイツ自動車メーカーが120億ドル以上をかけて新たにEQブランドの下で展開する、バッテリー駆動モデルの先行車種だ。
同社は世界でのバッテリー製造にも12億ドルを投資する計画であると、Daimler AG会長でMercedes-Benz CEOのDieter Zetscheは言った。
Mercedes EQCの米国での発売時期は2020年の予定で、Teslaからの市場奪還を目論む一連の高級電気自動車の列に加わる。
Porscheは、全電動Taycanを2019年末に発売予定。Audiは全電動e-tron quattro SUVを来週発表する。Jaguar I-Paceは今年秋に米国での発売が予定されている。
Mercedes EQCは、コンパクトなモーターを前後1基ずつ搭載した新しい駆動システムを採用し、402馬力、562 lbf・ft(762 N・m)を出力する。0~60 mph加速は4.9秒。同車に搭載される80キロワット時のバッテリーは推定走行距離200マイルだとMercedes-Benzは言っている。このバッテリーは標準のDC高速充電によって40分で80%の充電が可能。
EQCは標準で19インチホイール、アダプティブハイビームアシスト付きLEDヘッドライト、スライドサンルーフ、暖房・パワー・メモリーフロントシートを搭載、新しいMBUXインフォテインメントシステムには3年間の無料地図更新サービスがつく。システムは10.25インチのインスツルメントクラスターと10.25インチメディアディスプレイからなる。
Mercedes-BenzはEQCの価格には言及していない。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )