メールにリッチメディアや投票機能、スケジューリングなどの機能を加えて“総合仕事環境”にするMixmaxがGoogle Inboxに統合

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最近Harrison MetalとFloodgateから150万ドルを調達したメールアプリのスタートアップMixmaxがこのほど、GoogleのInboxに統合して、メールを、単なるテキストの山ではない多面的なユーザ体験にしようとしている。この統合によりたとえば、メールを書きながら直接、カレンダーでスケジュール作成ができたりする。

Mixmaxは昨年、メールを静的で平板な体験からもっと対話的な体験に変える、をスローガンにして創業された。協同ファウンダのOlof Matheによると、チャットやメッセージングなどの表現力が大きく増している中で、メールだけは旧態依然としている。

“メールの重要度をもっと上げたいと思っている”、Matheは語る。“メールとそのほかの機能性が、まるでなめらかなWebサイトエディタのように、作成ウィンドウの中でワンクリックでシームレスに協働できれば、毎日の仕事の中でメールの比重が大きい人は、とても便利に感じるだろう。メールが、毎日の仕事の中心、主役になれるのだ”。

同社の最初のプロダクトであるChromeプラグインでは、メールを読んだり作成したりしながら、あるいは何かのダウンロード中でも、投票やアンケートの作成ができる。またフォローアップを忘れないために、自動的なリマインダーをセットできる。

Harrison Metalに加えて、同社はFloodgateのMike MaplesやAnn Miura-Ko、Sherpalo VenturesのRam Shriram、そしてエンジェルのEric Ries、SoundcloudのCEO Alex Ljung、NuzzelのCEO Jonathan Abrams、InklingのCEO Matt MacInnis、さらにSoundcloudのEric Wahlforssなどからも資金を得ている。Mathéと協同ファウンダのChanpory RithそしてBrad VogelはともにInkling出身で、彼らはそこでeブックのオーサリングプラットホームHabitatを作った。そのほか、Skype、Google、 Appleなどでコミュニケーションプロダクトを手がけた経験もある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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