モバイルウェブに費された広告費は2015年前期に倍増した(前年同期比)とSmaatoの最新レポートが伝えている。
具体的には、Smaatoによると広告費全体の62%がアプリ、38%がモバイルウェブだった。つまりモバイルウェブは大きく遅れを取っているが、2014年のアプリ72%、モバイルウェブ28%からは大幅に前進した。
モバイルウェブ広告費の総額は前年比101%増だった。モバイルウェブの広告イップレッションも倍増し、現在Smaatoの総供給数の41%を占める。
考えられる伸びの理由が一つある:ユーザーがソーシャルアプリの記事内リンクをタップし、FacebookやTwitterのアプリ内からでも、ブラウザーで記事を読んでいるため。
「モバイルへの移行はモバイルウェブから始まった ― そしてアプリが取って代った」、とSmaatoのCEO Ragner Kruseがプレスリリースで語る。「この媒体が本格的カムバックを果たすのかどうかは不明だが、パブリッシャーや広告主がモバイルウェブを無視できないという事実は続く」。
Smaatoの “Global Trends in Mobile Programmatic”レポートは、同社の広告インプレッションを基にしている ― 1日当たり60億件の広告を、毎月6億人のユーザーに配信している。
レポートの他の項目はさほど驚くものではないが、読者の抱いていた疑問をいくつか晴らしてくれるかもしれない。例えば、年齢性別で広告をターゲットしているデベロッパーやパブリッシャーは、ターゲットしないところの4倍近い広告売上があり、大型広告(300 x 250ピクセル以上)は254%伸び、中国での広告費は315%増えた。
そうそう、Androidは広告供給の35%を占め(上のグラフ参照)、iOSは20%だった。しかし、Appleは広告売上の33%を占めた。
レポート全文はここでダウンロードできる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)