リアルタイムビデオでソーシャルネットワーキングできるPeriscopeがドローンからの映像送信も可能に

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[筆者: Stefan Etienne]
一年余り前にTwitterが買収した、(主に個人が使う)ライブビデオストリーミングサービスPeriscopeが、最新のアップデートでドローンへの対応と、検索機能と、ライブのストリームを保存する機能を加えた。友だちと一瞬を共有し*、ライブのストリーム上のコメントで対話する、という単純素朴なソーシャルネットワークが、今大きく進化しようとしているようだ。〔*: リアルタイムの自撮りビデオが多い。〕

保存機能は、単純明快だ。ストリームを開始するとき”#save”とタイプすれば、ストリーミングしたビデオが保存されて、あとで利用できる。

ドローンやGoProのカメラとの統合は、アプリでカメラと接続するだけだ。ブロードキャストしながら、スマホの前/後カメラ、GoProカメラ、ドローンと、‘放送’を切り替える芸当もできる。

ビデオにナレーションやスケッチを加えることもできるから、あの動物ドキュメンタリーの名手David Attenboroughのような人が、今後はPeriscope上に何人も登場するだろう。

PeriscopeのCEOで協同ファウンダーのKayvon Beykpourが、今回のアップデートについてこう言っている:

“Periscopeを立ち上げた同時は、個人がライブビデオをやる風習がまだなかった。われわれはその体験を、送信者にとってできるかぎり楽しくて安全なものにしようと努力した。そのための方法の一つが、コンテンツを短命にすることだった。でもそんな時代はすぐに去り、コミュニティはビデオの保存を求めるようになった。われわれはそれを、Periscopeらしいやり方で実現した。つまり、すべてのコントロールを送信者の手中に委(ゆだ)ねた”。

これは、本物のライブのソーシャルネットワークへ向かう大進化だ。地上のスマートフォンからでも、空中のドローンからでも‘実況’できるし、オーディエンスと共有して対話もできるのだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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