UberEATSは、Uberが提供するレストランの食事を配達するスタンドアローンの最新アプリだ。今日からアメリカの4都市でもローンチする。まずは、シカゴ、ヒューストン、ロサンゼルス、サンフランシスコだ。当初このアプリがトロントでデビューした時、アメリカへの展開も予告していた。Uberは近いうちに他の都市でも展開する予定だという。それにはアトランタ、オースティン、ダラス、メルボルン、ニューヨーク、パリ、シアトルとワシントンDCが含まれている。
ニューヨークは次にUberEATSアプリのサービス開始が予定されていて、早ければ来週にも利用できるようになるという。
Uberが食事の配達サービスに進出した2014年、UberEATSを使うには、UberのフラグシップアプリでUberBLACKやUberXをスライダーで選択して配車を依頼する代わりにUberEATSを選んで、食事の配達を依頼する形式だった。しかし、Uberはそれは理に適わないと気がついたようだ。配車を依頼するのと食事を依頼するのは全く別の体験だからだ。そこで、UberEATSはスタンドアローンのアプリで展開することに決めた。
Uberは、アプリをユーザーに知ってもらうための方策としてFacebookをヒントにしたTechCrunchに話す。FacebookがMessengerを独立したアプリに分けようとした時、Facebookメインアプリの「チャット」セクションからApp StoreのMessengerのダウンロードに誘導していた。同様にUberもメインアプリを通して、App StoreのUberEATSをダウンロードする誘導を行っている。
トロントでアプリをローンチした時、この戦略は成功したようだ。ローンチ日には「食べ物」セクションで4位に浮上した。
アメリカの都市では、カスタマーは数百のレストランの全メニューから配達を依頼できる。あるいは、Instant Deliveryのメニューからもっと早く到着するものを選べる。このメニューは、早く届くメニューだけを特集している。
フルメニューはアメリカではシカゴ、ヒューストン、ロサンジェルス、サンフランシスコとカナダのトロントで利用可能だ。他にもUberEATSのInstant Deliveryを開始している都市のユーザーならUberEATSアプリをダウンロードすることができる。しかし、その都市が完全に対応するまでは、Instant Deliveryのオプションしか見ることはできないとUberは説明している。
スタンドアローンアプリを使用できるユーザーは、地域のレストランで人気のあるメニューをブラウズしたり、料理名や食事別(朝食、昼食、夕食)でメニューを検索することが可能だ。また、レストランがアプリ対応していることを知っているなら、レストラン名を検索することもできる。アプリは注文から到着までの推定時間を表示し、発注した場合は、Uberアプリと同じようにドライバーの位置を地図で確認することも可能だ。
アプリはAppleApple App StoreとGoogle Playから無料でダウンロードできる。
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