甘党は生産性の敵である。砂糖でいっぱいのスナックは白昼のぼんやり頭と腹部のぜい肉への片道切符だ。TechCrunchの常勤健康オタクである私は、職場の間食問題解決を謳う食品スタートアップの売り込みを頻繁に受けるが、彼らの「ヘルシーな」選択肢は間違いなく私の血糖値をペプシで揚げたスニッカーバー並みに上昇させる。
昨夜私は。十分美味しく、血糖値を上げることなく、ヘルシーな生の素材でいっぱいの、新しいプロテイン・バーを試したことを喜んで報告したい。落とし穴が一つだけある。原料はコオロギの粉末だ(下のビデオ参照)。
見事なまでに大胆なExoチームは、アメリカ人の食事にコオロギを取り入れたいと考え、昆虫由来スナックを作る工場を作るためにKickstarterで2万ドルをわずか3日で集めることに成功した。「Exoは、世界で最も栄養に富み維持可能なタンパク源である「昆虫」を欧米に導入する」とKickstarterページで宣言
している。
Exoによると、コオロギ粉はタンパク質を牛肉以上に含浩、おそらく最も重要なのは、環境を破壊する食料システムに関わっていないことだ。家蓄は自動車並みに二酸化炭素を放出し、飢える子供たちにの口に入るべき食料を消費し、有毒な耐性菌で人間の脅威となる薬品を大量に投与されている。だからわれわれには、おそらくこれに代わる物が必要であり、それは昆虫かもしれない。
バーは、コオロギタンパク、ナツメヤシの実、カカオ、ココナツ、およびアーモンドバターから作られている。Exoの味と食感は甘さ控え目のプロテインバーだ。いや、〈コオロギの味はしない〉。チームから私に送られてきた初期バージョンは非常にもろくて少々カリカリ感があった(ココナツチップ)。
正直を言えば、もっとおいしいスナックはあるが、どれも私の血糖値を上げた。人気のエネルギーバーやプロテインバーの殆どが、Twixに似た食品成分を持ち、高フルクトースのコーンシロップによって、ハローウィンで残ったお菓子並みのヘルシーさだ。
真実はと言うと、体を破壊することなく栄養を摂取する唯一の方法は、自然な材料を最小限に処理して元の食品にできる限り近い状態で食べることだ。
いわゆる「ロー」フードが人気なのはこれが理由だ。穀類も乳成分も糖分も含まず非可熱で、ナスメヤシの実がべースのLaraBarは、2009年にGeneral Millsに買収された。Exoは数少ない許容された甘味料である生ハチミツを使用している(もう一つのトレンディーなハチミツ風甘味料であるAgaveは、おそらく徐々にあなたを蝕んでいく)。
そして、LaraBarと異なり、Exoはタンパク質を10g含んでおり、健康に必要な量を満たしている。
果たしてExoが、砂糖漬けスナック中毒のマスマーケットの甘党たちを満足させるかどうか、私にはわからないが、維持可能なタンパク質を発見できる、という彼らの発想は大好きだ。少なくとも、健康改善を目指す職場にとって十分な味だ。
私のおすすめ。これを大量に買って職場で配り、同僚たちの反応を見る(そして私に教えてほしい)。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)