ロボアドバイザー「THEO」を提供するお金のデザインが7億円を追加調達——損保ジャパン、凸版印刷から

AIを活用した個人向け資産運用サービス、いわゆる“ロボアドバイザー”の「THEO(テオ)」を提供するお金のデザインは10月1日、損害保険ジャパン日本興亜凸版印刷を引受先とする総額7億円の第三者割当増資を実施したことを明らかにした。

お金のデザインは2013年8月の創業。2018年6月のシリーズEラウンド・ファーストクローズでは、東海東京フィナンシャル・ホールディングスを引受先とする50億円の第三者割当増資を実施しており、今回の調達はこれに続く追加増資。創業からこれまでの累積資金調達額は109.6億円となる。

お金のデザインでは、損保ジャパンと金融サービス分野で協業を図るほか、「人生100年時代」を見据えた退職者世代の資産寿命延伸をテーマとした新サービス展開も検討していくという。また凸版印刷とも相互に技術・ノウハウを活用したサービス検討を進める意向だ。

同社の主力サービスであるロボアドバイザーTHEOは、ユーザーの年齢や金融資産額、投資傾向などの情報から、それぞれに合ったETF(上場投資信託)を組み合わせたポートフォリオを提案、運用するというもの。20代・30代を中心に、9月末現在で運用者は5万5000人を超えたという。

また、iDeCo(個人型確定拠出年金)サービスの「MYDC」や機関投資家向けチャネル「ARCA GLOBAL ASSET」といったサービスや、地銀各社との協業でロボアドバイザーサービスを提供する「THEO+(テオプラス)」、NTTドコモとの協業でdポイントを使った投資サービス「THEO+ docomo」なども展開している。

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TechCrunch Japan

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