ワイヤレス充電技術のPowermatが太陽光発電設備を自律ロボで掃除するJetsons Roboticsと提携、産業用アプリ進出を目指す

設立して2年になるインドのJetsons Roboticsが、屋上に設置された太陽光発電設備の自律型清掃ロボットのために充電ステーションの設計を手助けしてくれるパートナーを探し始めたとき、イスラエルのPowermatを選んだのは自然なことだった。

Powermatは家電製品のワイヤレス充電技術の設計で名を成したが、2年ほど前から、より多くの産業用アプリケーションに焦点を移していたのだ。そのため、同社の充電技術の新しいフォームファクターとアプリケーションについて、Jetsons Roboticsと協力することは理に適っていた。

実際、当初Powermatが獲得したいと考えていた消費者市場は、その時点で広くコモディティ化していたため、同社は新たな方向性を求めていた。

Jetsons RoboticsのCEOであるJatin Sharma(ジャチン・シャーマ)氏によると、企業が屋上に設置する太陽光発電設備の清掃には高いコストがともない、年間10万ドル(約1035万円)から50万ドル(約5175万円)かかるという。人間の労働力の代わりにロボットを使用することでコストを節約できるが、同社が構築しようとしている自律的なソリューションには、ワイヤレス充電ドックのようなものが必要だとシャーマ氏は述べている。

接触充電システムでは、屋外環境では不確定要素が多すぎたが、インダクティブ充電器ではコストがかかりすぎた。同社がPowermatと協力してソリューションを開発するまでは、このような問題を解決することはできなかったとシャーマ氏は語った。

ムンバイを拠点とする100X.VCの支援を受けたシャーマ氏のロボットは、すでに毎日約1.7メガワットに値する太陽光発電設備の清掃を行っている。

Powermatにとって、このソーラー清掃ロボットは、同社の新しい産業分野への注力を示す良いテストになるとCTOのItay Sherman(イタイ・シャーマン)氏はいう。

「これを市場の成熟化として見ることができます」とシャーマン氏は語る。「Powermatはワイヤレス技術を推進するパイオニアでした。その市場は成熟しつつあり、技術とイノベーションが重要な市場へと移行しています。私たちは、これらの新興市場に努力をシフトすることにしました。ロボティクスはその1つ、そして医療機器、IoT、自動車市場にも注力していきます」。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:PowermatJetsons Roboticsワイヤレス充電太陽光発電

画像クレジット:Powermat

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(翻訳:Nakazato)

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TechCrunch Japan

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