Richard Branson(リチャード・ブランソン)氏が率いるVirgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)は10月28日に、商用宇宙旅行を実現するという野心的な計画について、市場がどう判断するかを知ることになる。同社の株主は今年発表された、米国時間10月25日の金曜日にスタートするChamath Palihapitiya(チャマス・パリハピティヤ)氏のSocial Capital Hedosophi(ソーシャル・キャピタル・ヘドソフィ)との合併と10月28日のニューヨーク証券取引所への上場を認めた。
Virgin GalacticとPalihapitiyaは今年7月に、Virgin Galacticへの8億ドル(約870億円)の投資を含む契約を発表した。Branson氏のVirgin Galacticは、Virginブランドの2社の宇宙企業(もう1社はVirgin Orbit、ヴァージン・オービットで、商業的な小型衛星の打ち上げを目的としている)のうちの1社で、宇宙船のSpaceShipTwoと改造飛行機による発射プラットフォームを使って、観光客をサブオービタルの宇宙空間に連れていくことを目指している。
Virgin Galacticは最近、最新スケジュールによれば来年前半に始まる25万ドル(約2700万円)の宇宙旅行で、乗客が着用する宇宙服を発表した。同社の宇宙船は最大で6人の乗客を乗せるられるため、各フライトで最大150万ドル(約1億6000万円)の収入を得られる。Virgin Galacticによると、すでに600人以上がこの旅に参加するために予約を済ませている。
10月28日の取引開始日には、市場の投資家がそのビジネス計画の価値に信頼を置くかが明らかになるはずだ。一方、Virgin Galacticは研究ミッションを望む顧客と契約しており、収益源として有望である以上の将来性を示している。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)