Virgin Orbit(ヴァージン・オービット)が2021年6月末に予定している次の宇宙への打ち上げミッションに向けて着々と準備を整えている。2021年1月に初めて軌道上への打ち上げを成功させて以来のミッションで、クライアントの米国防総省やオランダ空軍などに代わって小型衛星7基を打ち上げる。そして今回の打ち上げではミッションをYouTubeでストリーミングし、Virgin Galacticが宇宙へ旅する様子を誰もが視聴できる初の機会となる。
Virgin Orbitはこれまでフライトのライブ動画は提供せず、その代わりソーシャルメディアチャンネルでテキストによるアップデートを行っていた。YouTubeストリームでは、改造されたボーイング747旅客機の翼の下から高高度で空中打ち上げする小型ロケットLauncher Oneの輸送を含め、Virginの打ち上げプロセスのこれまでにない映像が提供されるはずだ。
打ち上げの様子のライブストリーミングは現時点で宇宙産業においてはかなり必要不可欠なものだ。特にSpaceX、Rocket Lab、Blue Originを含む、いわゆる「新宇宙」企業においてはそうだ。SpaceXはStarship開発のプロセス全体でもストリーミングした。成功に加えてかなりの失敗を広く流すことになるため、これは異例だ。
Virgin Orbitの打ち上げは飛行機を使うという斬新なものであり、垂直に打ち上げるものに比べてストリームは幾分ユニークな光景を提供するはずだ。なので今回の打ち上げは注目に値するだろう。
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カテゴリー:宇宙
タグ:Virgin Orbit、人工衛星、ロケット
画像クレジット:Virgin Orbit
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(文:Darrell Etherington、翻訳:Nariko Mizoguchi)