噂通り、GoogleはNexus 5の後継となるスマートフォンを発表した。ちなみにNexus 5はNexusシリーズの中でもっとも人気のあるシリーズだ。
新たに発表されたLG製のNexus 5Xは5.2インチディスプレイを搭載し、Qualcomm Snapdragon 808プロセッサーで動作する。RAMは2GBで画面は1080pの解像度となっている。画面サイズは大きくなったが、解像度は変わっていないということになる。バッテリー容量は2700mAhだ。
価格の方は16GBモデルが379ドルで、32GBモデルが429ドルとなっている。本日からPlay Storeでのプレオーダーが開始となる。尚、Play Storeで利用できる50ドル分のクレジットもついているそうだ。
また、Apple Careと似た仕組みも投入されることとなった。59ドルで保証期間を延長して、事故による破損などの保証を1年間延長して受けることができるようになっている。
OSは上にも記したとおりAndroidの最新版(Marshmallow)で、アメリカのキャリアについてはすべて対応するようだ。
ところで従来のNexus 5については、カメラがその最大の弱点となっていた。新しいNexus 5Xは背面側に12.3メガピクセルのカメラを搭載(旧版は8メガピクセルだった)し、フロント側には5メガピクセルのカメラを搭載している。またカメラアプリケーションの性能も向上しているようだ。これにより良い写真が撮れるようになっていると思いたいところではあるが、これまでNexusのカメラには何度も裏切られてきた。実際に試してみるまでは、カメラについての評価は先送りしておきたい。
なお、新しいカメラではスローモーションビデオも撮影できるようになっているらしい。
さらに、これも噂されていたが、背面には指紋スキャナーも搭載されている。Android Marshmallowは、指紋スキャンをサポートする最初のシステムとなる。それで、これまでと同様に、Nexusシリーズにて最新機能をサポートすることとしたわけだ。
充電にはUSB-Cのコネクターを用いる。USB-Cはデータの通信速度がはやいのが特徴だが、より大きな電力を供給することもできるようになっている。すなわち充電にかかる時間を短縮することができるわけだ。
USB-Cの企画策定にはGoogleも参加しており、Chromebook Pixelでも採用している。AppleもUSB-Cを採用している。但し今のところAppleは、スマートフォンではなく小型のMacbookでのみUSB-Cを採用している。
Neuxs 5Xにはまだいろいろな新機能が搭載されていると思われる。また新たな情報が入れば改めてお伝えしたい。
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(翻訳:Maeda, H)