今夏、Googleの開発した自動運転専用車もいよいよ公道デビュー

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Googleの自動運転技術が、新たな段階に踏み出すことになるようだ。今年の夏から、Googleの開発した自動運転専用車をマウンテンビューの公道でテストすることになったのだそうだ。

一般車に自動運転機能をもたせた自動運転カーについては、6年間にもおよぶテスト走行の全体で11件しか事故に遭遇していないとアナウンスしている。しかも事故の原因はいずれのケースも人間側にあるそうだ。このような成果も踏まえて、次のステップに進むこととなったようだ。Google謹製自動運転専用車の公道テストは、最高速度が時速25マイルに制限され、かつ操作パネルを使ってハンドル、ブレーキ、アクセルなどの操作を奪取するための操縦者を搭乗させることも条件となっている。

Googleの自動運転カーは既に100万マイル近くの経験を積み重ねており、さらに毎週1万マイルの経験を追加しているところなのであるそうだ。Googleによれば、これは人間に換算して75年の運転経験にも匹敵するものであるそうで、誰にも負けない経験を積み重ねてきていると主張している。

Google曰く、この経験はこれから公道テストを行う自動運転専用車にもそっくり引き継がれるものであるとのこと。

「数年のうちには、私たちの自動運転専用車を使ってどのようなことができるのかを調査する、パイロットプログラムの運用を開始したいとも考えています」とGoogleは言っている。

実用化にはまだまだ超えなければならないハードルがあるのだろう。しかしマウンテンビューでは、日常的にGoogleのロボットカーに遭遇するという時代に突入しそうだ。

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(翻訳:Maeda, H

投稿者:

TechCrunch Japan

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