GoogleがCardboard用に設計した仮想現実を見せたのは2014年だったが、今度は任天堂が、顔の近くに着けるNintendo Switch用「Nintendo Labo: VR Kit」で仲間に加わろうとしている。
Laboでは、ひとつのキットのまわりにいろいろと奇抜なToy-Conと呼ばれるプロジェクトを作る。例えば、象の鼻の形をしたヘッドセットは、その先端にコントローラーがある。象をはじめ、6種類のToy-ConがセットになったVR KITは7980円で、ほかにVRゴーグル、バズーカ、カメラ、鳥、風、といったToy-Conがある。Toy-Conが二つだけの初心者向けは3980円だ。そのほかのToy-Conもネットで買える。
それはPlayStation VRほどのレベルではなくて、任天堂のそのほかのLaboのデモを見てもわかるが、そのねらいは本格的にゲームの新しい形式や仕組みを導入することではなく、楽しい遊びの種類を増やすことにある。
Switchも、あの画面サイズと解像度ではとうていVR向きではない。コンテンツはとても楽しそうだが、VR体験として快適とは言えないだろう。でも、Nintendo Labo: VR Kitプロジェクトで遊ぶためにはSwitchをVRモードで使うなどの面倒は一切ない。いわゆるVRヘッドセットのように、Switchを顔に装着する必要もないと任天堂はコメントしている。
【VR Kitの宣伝ツイート】
Nintendo of Americaの次期社長Doug Bowser氏は声明文で述べているように、このキットは「子どもと、子どもの心を失ってない大人のための、楽しくて親しみやすい仮想現実入門編だ」。発売は日米とも4月12日だ。
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(翻訳:iwatani、(a.k.a. hiwa)