任天堂が往年のゲーム&ウォッチをマリオ版としてカラー画面・USB-C化でリメイク、11月13日に5478円で発売

任天堂が最初に作った携帯ゲーム機はなにか?「ゲームボーイ」ではない。任天堂は、あの象徴的な灰色の獣を発売する10年近く前から「ゲーム&ウォッチ」を作っていたのだ。同社は9月2日、「ゲーム&ウォッチ」を現代風にアレンジした限定版で復活させることを発表した。

スーパーマリオブラザーズ35周年記念の一環として発売されたこの時計は、完全にマリオをテーマにしたもので、その名も「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」。

初代「ゲーム&ウォッチ」と同じく、遊べるタイトルがかなり限定されている。公式ページでは、「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ2」、そして1980年4月に発売されたゲーム&ウォッチの第1作「ボール」をマリオの皮を被せてリメイクした合計3タイトルが挙げられている。全部でたった3つのゲームだが、このような以前のデバイスで起こったことを見てきたことを考えると、ファンがこのゲームを開いて、あっという間にそれ以上のゲームが出てきても驚かないだろう。

40年近くで多くのことが変わってしまったので、任天堂はこのゲーム&ウォッチに、おそらくいまでは当たり前のように思えるいくつかのアップグレードをこっそりと施している。例えば、オリジナルのディスプレイが白黒だったのに対し、このゲームはフルカラー液晶を搭載しており、USB-Cで充電することができる。任天堂によると、1回の充電で約8時間持つとのこと。

時計モード

付属のゲームをプレイしていないときは、マリオがテーマの35種類のシーンが用意された小さなポータブル時計になる。もし任天堂がこの時計を正しく機能させることができれば、多くの人々の机の上で永久的な地位を得ることができるだろう。

任天堂は「近いうちに」としているが、具体的な生産台数は明らかにしていない。11月13日にメーカー希望小売価格5478円で出荷され、2021年3月末までの期間限定生産となっている。

画像クレジット:任天堂

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(翻訳:TechCrunch Japan)

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TechCrunch Japan

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