米国時間10月26日、Nianticは任天堂とコラボレーションを行い誕生した拡張現実モバイルゲーム「Pikmin Bloom(ピクミンブルーム)」を発表した。
ピクミン ブルームは「Pokémon Go(ポケモンGO)」のように、外に出て近所を探検することが奨励されている。ただし今度はPidgey(ポッポ)やRattata(コラッタ)を捕まえるのではなく、苗を集めてPikmin(ピクミン)の集団を作る。どんどん歩けば、どんどんピクミンが集まる。これは植物と動物のハイブリッド生物で、任天堂の同名の戦略・パズルゲームシリーズに由来している。
ピクミン ブルームは、シリーズの6作目となる。プレイヤーが対話するピクミンの種類はかなり多く、ユーザーが歩いた背後には拡張現実による花の足跡ができる。上の発表動画のゲーム内映像では、自分のアバターをMiiピクミンとしてカスタマイズできるようだ。
Pokémon Goからのもう1つの借りものは、月に1度のコミュニティの日のイベントだ。以前は特別ボーナスに釣られて外に出ると、月に1度、珍しいポケモンをゲットすることができた。外に出て友だちを作りましょう、という誘いだ。Nianticはまだ詳細を発表していないが、ピクミン ブルームの月に一度のコミュニティの日では、ピクミンを植えたり一緒に遊んだりできるという。
Gardening the metaverse @PikminBloom @NianticLabs pic.twitter.com/0Zp5DyWv8k
— John Hanke (@johnhanke) October 27, 2021
メタバースのガーデニングだ
Pokémon Goでは週に1度、月曜日の朝にポップアップが出て、その週どれだけ歩いたかがわかる。しかしピクミンは運動を強調していて、歩いたルートや歩数がその日の終わりに表示される。
先にこの2社が一緒に作ったゲームは期待を裏切ったため、今度の花のお友だちにはあまりプレッシャーを与えないようにしよう。Pokémon Goは2016年にあれほど売れたが、そのあとのあまりニュースにならない年でさえ、Nianticの人気は上昇し、2020年の売上は10億ドル(約1134億円)を超えた。しかしピクミン ブルームには、Pokémon Goや「Harry Potter:Wizards Unite(ハリー・ポッター:魔法同盟)」ほど、やることがたくさんはないように思える。だからこのゲームは、歩きながらきれいなピクセルをちょいと見る、といったカジュアルな大衆向きかもしれない。少なくともまだここには、きらきらしたものを探したり、奇襲作戦で協力するスリルはない。
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画像クレジット:Niantic
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(文:Amanda Silberling、翻訳:Hiroshi Iwatani)