Google Search Appliance(GSA)は、企業がGoogleの検索技術を社内的に利用するためのラックマウントサーバだ(左図)。今日(米国時間2/11)Googleは、GSAのソフトウェアをバージョン7.2にアップデートして、構造性のないコンテンツに対するインデクシング操作の管理をより容易にし、またワイルドカードの使用ができるなど、いくつかの新しい検索機能を加えた。さらに、GSAをデータソースに接続するためのフレームワークとアドミンコンソールが改良され、サポートする言語の種類も増えた。
日常的な検索でいちばんありがたいのは、たとえば部品番号が‘37’で始まる部品を全部列挙したいときなど、ワイルドカードを使って“part number 37*”のような検索ができることだろう。
しかしもっと重要なのは、データソースから情報を取り出したり、それらをインデクシングするためのフレームワークが改良されたことだ。Googleによれば、とくに柔軟性が増したので、デベロッパがカスタムコネクタをより容易に作れるようになった。それによってGSAは、“真に普遍的な情報ハブ”になった、とGoogleは言っている。
この前のバージョン7.0では、構造性のないコンテンツの中にデータ、筆者、製品タイプなどの情報を自動的に見分ける機能が加わった。そのため、メタデータのない粗略なドキュメントでも検索できるようになったが、今日のアップデートによって、ユーザがその情報の見分け機能、インデクシングのやり方を、カスタマイズできるようになった。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))