“ビジネス管理”という、あまり聞いたことのない分野に挑戦しているロンドンのGeniacが、イギリスの大手会計事務所Grant Thornton UK〔日本法人〕から2200万ポンドを調達した。Geniacはまだ、ベータである。
GeniacのファウンダMichael GalvinとEduardo Martinezは、元Accentureのコンサルタントで、企業の本業以外の管理雑務をすべて、自分たち一箇所で引き受けることを目指している。
“サービスとしてのオフィス(office as a service, OaaS)”を自称する同社は、ユーザ企業の経理会計、税務、法務、人事管理(+給与事務)、経営管理のすべてを引き受ける。
同社はロンドンとグラスゴーで向こう1年間は人集めに励む、という。
Geniacは今後、イギリスと海外でGrant Thorntonの企業支援事業win businessesの一環として組み込まれる。それは、DeloitteやPwC、E&Yのような経営コンサル業務のスタートアップバージョンだ。
同社の利用は月額会費制で、料金は企業のサイズによって異なる。
主な競合他社は、言うまでもなくGoogleとMicrosoftだ。