SmaccはAIで会計業務を自動化する。SmaccはシリーズAでCherry Ventures、Rocket Internet、Dieter von Holtzbrinck Ventures、Grazia Equityとエンジェル投資家から350万ドルを調達したことを発表した。
Smaccは会計業務と財務プロセスのデジタル化と自動化を行うプラットフォームを中小企業向けに提供する。
Uli Erxleben、Janosch Novak、Stefan Korschの3人のファウンダーは、スタートアップを運営する中で会計業務が最もやっかいな要素だと知り、このサービスを思いついた。 ErxlebenはRocket Internetに勤め、アメリカでニューヨークとサンフランシスコの投資案件の管理をしていた。また、彼はクラフトビールのスタートアップBerliner Bergのファウンダーでもある。
カスタマーはSmaccにレシートを提出すると、レシートを機械が読み取れるフォーマットに変換し、暗号化を施した上で、勘定科目を振り分ける。プラットフォームは徐々に自分で学習し、インボイス、売上、コスト、資産状況などをトラックする。
システムはVAT-ID(付加価値税登録番号)や発行元の情報が正しくても、会計処理中において64のデータポイントを確認し、インボイスや小切手などを認証する。システムが一旦、各ポジションレベルごとのサプライヤーとの取引を学習すれば、自動で処理ができるようになる。時間が経つにつれ、データの振り分けと取引の自動化がさらによくなると話す。
「このツールを使うと資産計画や収益と支出の報告は、リアルタイムに近いスピードで得ることができ、自分でデータを入力する必要もありません。月末に外部の経理担当から報告を待つこともありません」とErxlebenは話す。
他にもXeroやCrunch Accountingといったクラウドベースの会計ソフトウェア・プロバイダーはあるが、Smaccの違いは、会社が通常手動で入力しなければならない会計業務と財務プロセスを高レベルで自動化できることだという。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)