個人が非上場のスタートアップ・ベンチャーに投資できる「イークラウド」サービスとは?

イークラウド

イークラウドは6月17日、インターネットを通じて非上場のベンチャー企業に投資を行える「イークラウド」サービスの投資家登録の受付を開始した。

従来、創業期のベンチャー企業に投資できたのは、エンジェル投資家など一部経営者・資産家に限られていた。これに対してイークラウドでは、個人投資家が創業期ベンチャー企業に投資できるようにしており「株式投資型クラウドファンディング」と名付けている。

1号案件は7月に募集開始予定で、投資家登録を済ませると、案件の事前告知など最新情報を受け取れる。大きく成長する可能性のあるベンチャー企業を案内する予定という。

イークラウド

また同社では、ベンチャーキャピタルでの投資経験者、急成長したベンチャー企業のメンバー、金融機関出身のメンバーで構成。また、スタートアップスタジオを運営するXTech(クロステック)を母体に設立されており、新規事業創出・起業家支援のノウハウを保有しているという。XTechは関連会社を通じ、これまで2年間で約40社のベンチャー企業に対して出資を行ってきたそうだ。

イークラウド

ベンチャー企業発掘のノウハウを持ったプラットフォームとして、イークラウドは個人投資家にプロの目で厳選した有望なベンチャー企業への投資機会を提供するとしている。

関連記事:元サイバー西條氏が率いるXTech、株式投資型クラウドファンディングへ参入

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。