元Googleのプロマネが作ったエンゲージメント・プラットホームMavin Motionは、ナウい話題でユーザーの心をつかむ

モバイルのデベロッパーやパブリッシャーたちがユーザーのエンゲージメントの確保で日々苦労している中で、Mavin Motionの協同ファウンダーでCEOのShailesh Nalawadiは、そろそろやり方を変えるべき、と主張する。

同社のエンゲージメント製品は最初インドで立ち上がったが、今日(米国時間5/22)はアメリカへの進出を果たし、同時にMousse PartnersとMontane Venturesからの300万ドルのシード資金調達を発表した。

プッシュ通知やメール、SMSのメッセージなどでアプリのエンゲージメントを助けるサービスはこれまでいろいろあったが、しかしNalawadiによると、アプリのエンゲージメントキャンペーンの多くは、“サイクルが長過ぎる”、しかもそのメッセージなどは、相当前に起草されたものばかりだ。

それに対してMavinは、“今ホットな話題”を軸にメッセージを組み立てる。以前GoogleのプロダクトマネージャーだったNalawadiは、Oreoなどのソーシャルメディアのマーケターたちがその日の最新ニュースをネタにユーザーを釣ろうとするのとまさに同じように、モバイルのマーケターも“今”にこだわることによって、自分たちのアプリへの関心を高めることができる、と主張する。

アプリのマーケターたちはMavinのダッシュボードから、ドラッグ&ドロップのインタフェイスを使ってプッシュキャンペーンを作り出す。そのツールは、エンゲージメントを釣るための100種類近くのインセンティブを用意している(サービス券、割引など)。

“ご覧のように、ソーシャルメディアのマーケティングテクニックは、モバイル上でとても効果的だ。マーケターたちが今起きているできごとに、リアルタイムで反応しているからだ”、とNalawadiは語る。

たとえば調査会社のNielsenは、Mavinを利用してユーザーを“その場で”調査に動員している。またインドの音楽スタートアップSaavnは、最新の映画やアルバムの話題でユーザーの気を引き、インセンティブを提供している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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