写真に撮るだけで方程式を解くPhotoMath、二次方程式にも対応しAndroid版もデビュー

PhotoMathはすでにお使いだろうか。スマートフォンのカメラで方程式を撮ると、その方程式の解を教えてくれるのだ。また、解にいたる過程も示してくれる。iPhone版は大人気となったが、ついにAndroid版も現れた。

PhotoMathはDisrupt LondonでのBattlefieldに登場したのだが、その前に利用させてもらったのが初めての体験だった。デザインも使い勝手も非常によくできていると感じた。コンピューターで方程式を解くということ自体は、何も新しいことではない。WolframAlphaでも、もちろんずっと前からできる。しかしWolframAlphaでは方程式の入力が面倒だった。PhotoMathでは、解を得たい方程式にカメラを向けて、写真を撮るだけで事足りるのだ。

今回、Android版をリリースすると同時に、二次方程式、不等式なども解けるようになった。動作ははやくなり、また解法の表示スタイルにも変更が加えられた。

とても面白いアプリケーションだとは思っていた。しかしこちらで思っていた以上に、多くの人が魅力を感じているようだ。iPhone版はリリース後24時間でトップにランキングされるまでになった。Disrupt Londonでも、誰もがPhotoMathの話をしていた印象だ。

開発元のMicroBlinkはそもそも文字認識を技術を売りにしている企業だ。培った経験に基づき、数式の認識も迅速でかつ正確なものとなっており、数秒の操作で方程式の解を得ることができるのだ。PhotoMathは本業であるリアルタイム文字認識の精度をアピールすることにも役立つアプリケーションとなっているようだ。

これまでにiOS版およびWindows版のダウンロード数は1100万件を数えている。さらに1月のみでみても、800万件の方程式を解いたのだという。満を持してのAndroid版投入となったわけだが、価格は依然として無料だ。安さに魅力を感じてAndroidを使っているような高校生にも大人気となるに違いない。

原文へ

(翻訳:Maeda, H