Appleと関わることによって、金持ちになったという人は多い。但し、Apple創業当時に共同ファウンダーとして名を連ねていたRonald Wayneは、その例外だ。ご存じない人も多いのだろうが、Steve JobsおよびSteve Wozniakとともに共同ファウンダーに名を連ね、Apple社の株式の10%を保持していた。しかし設立からわずか2週間後に、配当権を放棄して所有株式をわずか800ドルで売却してしまったのだった。今にして思えば、これは「大失敗」だった。
しかし多少の挽回のチャンスはあるものだ。Wayneは、初期のAppleプロダクトに関するドキュメントをオークションに出品するのだそうだ(via The Loop)。3万ドルから5万ドルの値がつくのではないかと予想されており、すなわちこれまでにAppleから得た利益の何倍もの収入を得ることになるわけだ。
オークションに出品するドキュメントには、オリジナルのApple-1(これも12月11日にクリスティーに出品されるようだ)用マニュアルの校正刷りや、Apple IIケースのスケッチおよび設計図(プロトタイプのもので、出荷されたものとは異なる)、およびApple IIの未記載かつ状態の良いオーダーフォームなどが含まれるそうだ。
Ron Wayneはこれまでにもオークションを利用したことがある。たとえば2011年にはAppleの設立契約書をサザビーズに出品したこともあった。このときに取材したEngadgetが写真に撮ったモノが今回出品されることとなったようだ。
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(翻訳:Maeda, H)