判断をクラウドソースするCrowdFlower, 累積判定数が10億に達す

タスクをクラウドソースして管理するサービスCrowdFlowerが、協力者たちによる“判定”(judgment, ジャッジメント)の件数が10億に達した、と発表した(何かを“判定する”ことが、ここでのタスクなのだ)。

同社によれば、判定こそが同社の“マイクロタスク…すごく微小なタスク…の要(かなめ)”だ。企業ユーザはCrowdFlower経由で、画像が適切か、とか、マーケティング用のデータベースに載ってる住所は完全か、などを判定してもらう。10億件めの判定は、ブラジルのカリアシカに住む人が、合衆国の企業のために、オーストラリアの小企業に関するデータベースの細部を、検証した結果だった。

CrowdFlowerは、Chris Van PeltとLukas Biewaldの二人が創業した。Biewaldが、同社のCEOだ(彼はぼくの学生時代のルームメイト)。同社は2009年のTechCrunch50でローンチした。

同社によると、現在の協力者は500万名あまりいる。最近は、誰かのスキルをテストする機能を設けたから、そのぶん、協力者たちの質も上がったし、またCrowdFlower自身の、協力者の能力を“判定”する能力も、上がったのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。