北九州市がIoT特化の「IoT Maker’s Project」参加スタートアップを募集

福岡県 北九州市 IoT Maker's Project

福岡県北九州市は7月16日、IoT関連ビジネスプランを募集し、開発資金提供からプロトタイプ製作完成まで支援する「IoT Maker’s Project」の開催を発表した。募集締め切りは8月24日まで。7月22日18:00~19:15にオンライン説明会を実施する。

IoT Maker’s Projectは、北九州市からIoTで世界を変えることを目指すビジネス創出プロジェクト。IoT関連の「事業アイデア」を数ヵ月で「プロトタイプ完成」へと導く取り組みとなっている。学生・スタートアップ企業・中小企業(第二創業)でのチャレンジなど、個人法人を問わず全国から応募可能。

プロジェクト説明会への参加は、公式サイトから申し込める。

募集するビジネスプランのテーマは共創企業から提示される。テーマを提示した企業と一緒にビジネスプランを磨き上げながら、本格的な事業化に向けた取り組みが期待できるという。テーマに関する詳細などは、本年度プロジェクトの募集要項から確認できる。

  • IoTデバイス特化: IoTの「事業アイデア」を「プロトタイプ完成」まで具現化するプロジェクト
  • 募集テーマ: 「自由テーマ」(第一交通産業・ドーワテクノス・トヨタ自動車九州・ラック)、「特定テーマ」(トヨタ自動車九州)
  • 参加・応募資格: 個人または企業(学生も可能)。対象は全国エリアで、登記住所を北九州市内に限定するなどの条件はなし
  • 募集締め切り: 2020年8月24日まで
  • 技術・経験不問: 「事業アイデア」と「熱意」が必要。「ものづくり」の経験がなくても、制作のデザインからプロトタイプ製作まで、プロ集団による手厚いサポートを受けられる
  • 大手企業との共創機会: 過去にも共創企業とのコラボレーションが誕生
  • 開発資金支援: 1チームあたり最大100万円の開発費を支援

福岡県 北九州市 IoT Maker's Project

同プログラムでは、ビジネス開発およびものづくりのプロ集団であるメンター陣が徹底的にサポート。事業化を見据え、大手企業との連携や北九州市のフィールドを使った実証実験を行うチャンスもあるという。4年目となる今回はものづくりに関するセミナーを組み込むなど、さらに力を入れたプログラムを予定している。

スマートねこトイレ「トレッタ」を展開するトレッタキャッツ(旧社名: ハチたま)は、IoT Maker’s Projectを通じてプロトタイプを制作。その後事業化に成功し、資金調達を実施した。

関連記事
IoT猫トイレのハチたまがマネックスなどから2億円調達、健康状態の自動判定機能を実装、そして世界へ
+Styleから天気・GPS連動や音声操作に対応した「スマート全自動コーヒーメーカー」が登場、6月25日までは9980円
サブスクのIoT家庭用浄水器を提供するスタートアップ
BLEでIoT家電を制御できる最新スマートリモコンNature Remo 3が登場、カーテン開閉ロボmornin’ plusと連携

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。