何かを見て思わず吹き出すことがある。今日はそういう経験をした。
朝鮮人民民主主義共和国(aka 北朝鮮)はNetflix風のオンデマンド・ストリーミングTVを発表した。その名前がManbangだという。
朝鮮語ではmanbangは「すべて」という意味だそうだ。しかしもちろん英語ではいささか違った意味になる。
このサービスはKCTV(北朝鮮国営テレビ)が運営している。ユーザーはアメリカでいえばRoku風のセットトップボックスをテレビに取り付け、国営イントラネットを通じてIPTVプロトコルで番組にアクセスする。機能はきわめて限られている。コンテンツのほとんどは北朝鮮の歴史と主体思想に関連している模様だ。
そのうえ、BBCによれば、北朝鮮の一般家庭へのデジタル回線の普及率はひどく低いという。
NetflixのカスタマーサービスのTwitterがすかさず「Manbangのコピー」と名乗ったのはおかしい。もちろんNetflixはストリーミングTVのパイオニアであり本家だ。NetflixのTwitterはこれまでも盛んにジョークを飛ばしてきた。ここで読める。
“Manbang”のような危険な単語をGoogle検索するのが怖いむきはこちら、こちらで記事が読める。
〔日本版〕英語でbangは「強く叩く」の他に「セックスする」という意味がある。Google翻訳によれば韓国語のmanbanは漢字では「万般」。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)