医療機器特化型アクセラレータープログラム「MedTech Angels 2021」が参加スタートアップの募集開始

医療機器特化型アクセラレータープログラム「MedTech Angels 2021」が参加スタートアップの募集開始

医療機器開発インキュベーター「プレモパートナー」は9月3日、MedTech特化型アクセラレーションプログラム「MedTech Angles 2021」において、参加チーム募集を開始したと発表した。医療テクノロジー領域においてイノベーションを起こそうとする起業家に向けたもので、MedTech分野で起業間近のチーム、起業直後のスタートアップのエントリーを受け付けている(学生・社会人、国籍は不問)。募集領域はデジタルヘルス・医療機器・人工知能。応募期間は2021年9月30日23時59分まで。医療機器特化型アクセラレータープログラム「MedTech Angels 2021」が参加スタートアップの募集開始

昨今、ヘルスケア領域において、多くのスタートアップが誕生しているものの、医療機器領域での成功事例は極めて少ないという。プレモパートナーは、その理由として、独特な法規制や複雑な開発プロセスを正確に捉えられていないことが挙げられるとしている。事業化の実現には、開発初期における事業戦略が重要としており、医療機器イノベーションを実現しようとする方に向け、医療機器開発に特化した知見を提供するため、今回のプログラムの開催を決定した。

MedTech Angelsでは、医療テクノロジー開発に必須の、薬事・マーケティング・保険償還・資金調達、ピッチなど幅広い知識やノウハウを提供。約3カ月間の専門講義とメンタリングを経て、次のステージである資金調達が可能な事業戦略を策定できるよう支援するという。医療機器特化型アクセラレータープログラム「MedTech Angels 2021」が参加スタートアップの募集開始医療機器特化型アクセラレータープログラム「MedTech Angels 2021」が参加スタートアップの募集開始医療機器特化型アクセラレータープログラム「MedTech Angels 2021」が参加スタートアップの募集開始

「MedTech Angles 2021」プログラム概要

  • プログラム期間:2021年11月〜2022年3月(予定)
  • 支援内容(予定):バイオデザインメソッド、事業化戦略講義(計6回)。医療機器専門家、臨床家によるチームメンタリング(計5回を予定)
  • パートナー企業マッチングイベント:2022年3月上旬
  • デモデイ:2022年3月下旬
  • 参加費:無料

MedTech Angelsの特徴

  • バイオデザインメソッドのノウハウ:医療機器起業家育成プログラムであるバイオデザインのデザイン思考法をベースにしたMedTech開発手法を伝授
  • 事業化に必要な9つの戦略:薬事・マーケティングなどの基礎知識を習得するブートキャンプとチーム別メンタリングにより、9つの戦略立案を支援
  • ネットワーキング:先輩起業家、VC、エンジェル投資家、PMDA出身者など各領域の専門家とのネットワークを提供
  • マッチング機会:スポンサーとして参画するパートナー企業とのマッチングの機会を提供(デモデイ前にパートナー企業とのマッチング日を設定)
  • エンジェル投資機会:メンタリング終了後の事業継続に対し資金獲得の機会を準備、100万円~1000万円まで
  • コンサルティング継続支援:優秀チームには運営会社プレモパートナーによる最大100万円相当のコンサルティングサービスを提供

エントリーについて

  • 応募期間:2021年9月30日23:59まで
  • 応募資格:学生・社会人、国籍は不問。医療テクノロジーの事業化に高い関心を示し、原則起業済のチーム、メンタリングに参加できるチーム、10月14日午後の本選考に出席できるチーム
  • 募集領域:デジタルヘルス・医療機器・人工知能
  • 審査基準:アイデアを実現するチームの情熱、医療の課題を解決するアイデア、アイデアの独自性と実現可能性
  • 応募フォームMedTech Angels 2021エントリーフォーム

オンライン説明会(全日程とも同一の内容)

  • 開催日時:9月9日18:00〜19:00、9月16日18:00〜19:00
  • 説明会申し込みURLhttps://medtechangels-1.peatix.com(MedTech Angels 2021オンライン説明会)

プレモパートナーは、医療機器・ヘルスケア機器に特化したインキュベーター。2020年6月2日、第一種医療機器製造販売業(許可番号14B1X10024)を取得しており、高度管理医療機器の製造販売が可能になった。医療機器開発の「当事者」として、日本における医療機器ビジネスの活性化・業務拡大を目指している。

また現在、研究者の事業化サポート、企業の医療機器新規事業のサポート、医療機器ベンチャーサポートなど積極的に医療機器・ヘルスケア機器の分野に特化した専門性の高いサポートを行っている。

同社は、製品開発プロセスのデザインから製品上市後のプロモーション策定まで、ワンストップのサービスを提供。製品上市後の戦略までともに絵を描き、バックキャストして製品の適応を考え開発し、承認に導けるとしている。一気通貫で見据えることができるので、無駄のないシナリオを作成可能という。クラス1~クラスIVまでのすべての医療機器開発において、薬事承認から製造販売、市販後のマーケティングに至るまで幅広い分野に包括的に対応できる様々な経験豊富な専門家が在籍しているそうだ。

企業には「新規事業の創出」を、スタートアップ企業には「新製品の導出」を支援するとしている。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。