国際宇宙ステーション、初の商用エアロックを2019年に設置へ

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国際宇宙ステーションに 初の商用エアロック(気密区画)が設置される。宇宙用設備を作るNanoRacksがBoeingと協同で開発し、2019年を目標に打ち上げ、結合する。この商用エアロックは、CubeSats(小型低価格の人工衛星)を始めとする小型実験機器をISSから発射する際の利用を念頭に設計されている。ISSからの衛星発射は、最近民間宇宙会社の間でよく用いられている方法だ。

NASAはかねてからISSを低軌道商用利用に開放する意志が強かった。現在進行中の宇宙ベースの研究や科学的探究の新たな資金源を開拓するために、民間による継続的運用を増やそうとしている。このエアロックは、宇宙船からの衛星発射および、BoeingやSpaceX等の民間宇宙輸送業者を利用して、ISSに商用実験機器を配送することで活動を支援する。

この開発段階に致るまでにNASAは、NanoRacksが作成したBoeingとの独立パートナーシップ契約によって独自のエアロックを開発するという提案を受け入れた。エアロックを製造するためには、第一段階として昨年末の開発に先立ちNASAとNanoRacksの間で取り決めた一連の手順を踏む必要がある。すべてが計画通りに運べば、現在2019年に予定されているISS補給ミッションでこのエアロックを送り込む。

Boeingはエアロックの圧力接続部分の製造を担当する予定で、装置全体がモジュール化され再利用可能に設計されている。将来ISSが別の民間軌道プラットフォームに置き換えられた場合、NanoRacksは自社のモジュールを新しい宇宙船と結合する。

地球低軌道は、民間企業が営利運用を行う最適な場所になりつつある。エアロックのようなミッションの重要部分で資金を提供し所有することは、この新興市場で早く好位置を確保する有力な手段だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook