フランスのスタートアップであるKaramelは、子供が何かやれそうなことを探すのを手伝いたいと思っている。同社はユーザーの周辺である、子供に適したアクティビティを探し、予約までできるモバイルアプリをこのほど立ち上げた。
また同社はKima Ventures、Roxanne Varza、Thibaud Elzière、そしてOleg Tscheltzoffから56万ドル(約6074万円)を調達したばかりだ。VarzaはAtomico Angel Programmeに参加していて、つまりAtomicoが複数のアーリーステージ企業に投資するために10万ドルを拠出したことを意味する。AtomicoとVarzaはKaramelが今後成功すればリターンを得ることになる。
Karamelは、子供が参加できるアクティビティを手配できるワンストップショップになりたいと考えている。アプリを立ち上げると、ユーザーの周辺で利用可能な精選されたアクティビティが表示されるので、たとえばユーザーは週末にやることを探す、ということができる。
もし何か特定のアクティビティを探しているのなら、子供の年齢やアクティビティのカテゴリー、値段、距離、曜日などの条件で検索できる。
また、新しい楽器を習ったり新しいスポーツを始めたりと、何回も通うタイプのアクティビティも扱っている。
この分野では、アクティビティを扱う多くの団体が存在している。個々がそれぞれに展開していて、そうした団体はどうやれば効率的に子供を持つ人にアクセスできるかを知らない。
Karamelを活用すればそうした団体は利用を増やすことができ、またアクティビティにより専念できる。Karamelには月間利用料などはなく、取引の手数料をとる。ユーザー(親)が払う額は、直接予約してもKaramelを介しても同じだ。
このサービスは現在パリで利用できる。マルセイユやリヨン、ボルドー、モンペリエでもアクティビティの検索はできるが、まだ予約はできない。
米国ではKidPassが似たようなサービスを展開しているが、こちらは月間使用料をとる。また、KidPassはAudibleやClassPassのようなクレジットベースのシステムを採用している。
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(翻訳:Mizoguchi)