実名グルメサービス運営のRettyがWiLなどから11億円の資金調達、月間ユーザー数は2000万人突破

Facebookアカウント連動による実名グルメサービス「Retty」を運営するRetty。同社は7月28日、WiL、ABCドリームベンチャーズ、既存投資家(EIGHT ROADS VENTURES JAPAN)を引受先とした約11億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。またRettyではあわせて、MAU(月間ユーザー数)が5月に2000万人を突破したことも発表した(2016年7月時点で2200万人)。

Rettyでは今回の資金調達を元に、開発者の確保やオフィス環境整備を行うほか、サービス改善や規模拡大を進める。

ちょうど1年前に開催した戦略説明会で月間ユーザー数1000万人と発表していたRetty。Retty代表取締役の武田和也氏によると、その後も1カ月に約100万人ペースでユーザーを増やしてきているという。口コミの投稿数は80万店・270万件で、「口コミが一定の数になって、(ユーザー増加の)カーブが大きくなってきた」(武田氏)という。また都内が中心だった口コミも、大阪や名古屋、福岡、札幌など地方都市でも増加しているという。ユーザーの属性は20代〜50代だが、中心となるのは30代。各種競合サービスと比較しても若い世代が利用しているという。

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このユーザー数増加の原動力は何か? 武田氏は流入経路の割合を非公開とした上で、「SEOの割合は大きい」と語る。またスマートフォン(ウェブ、アプリ含む)とPCで比較すると、スマートフォンからのアクセスが7割になっているという。同社では年内にも月間ユーザー数3000万人を目指す。

Rettyではナショナルクライアント向けのブランディング広告と店舗向けの集客支援サービスでマネタイズを進めている。売上は両事業で「ちょうど半々くらい」(武田氏)な状況だが、近い時期にも単月黒字化する見込みだという。「集客支援事業もユーザー数が1000万〜1500万人を超えた頃から認知も広がって伸びてきた。競合サービスに追加して導入を決めてもらっているイメージ」(武田氏)

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TechCrunch Japan

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