今日(米国時間2/11)、ウェブサイト連合体は、国家安全保障局(NSA)に対してインターネット横断の抗議行動を起こすことを約束した。2年前のオンライン海賊行為防止法案(SOPA)に抗議したときの大規模なサービス停止に似ている。あらゆる主要インターネット会社が、NSAのインターネットおよび通話記録収集に対して強い態度を見せている。ところで、今回の抗議はSOPAの時と比べてどうなのだろう。以下に、各サイトのトップページを並べてあるので比較されたい(上が対SOPA、下が対NSA)。
〈画像群の後に記事あり〉
Reddit(人気のコンテンツ集約サイト)
対SOPA
対NSA
Wikipedia(クラウドソースによる百科事典サイト)
対SOPA
対NSA
Boing Boing(インターネットニュースとカルチャーのブログ)
対SOPA
対NSA
Google(検索エンジン、その他いろいろ)
対SOPA
対NSA(Googleは同社のポジションを説明するブログ記事を掲載した))
XKCD(超絶ウェブコミック)
対SOPA
対NSA(今日のソフトウェアアップデートに関するコミックへのリンク)
全体的に抑え気味。ちょっと違う
NSAへの抗議は、戦略的にSOPAとは異なる。SOPAの時は、主要ウェブサイトがトップページを完全に停止して黒塗りにした。今日の抗議では画面の下半分に、国会議員への連絡方法など簡単な行動要請が書かれている。
しかし、戦略をどう分析するにせよ、今日の方がはるかに控え目だ。もちろん、市民による自由に関する抗議が、営利、非営利サイトを問わずSOPAと同じ怒りを呼べなかったのはこれが初めてではない。
以前、不成立だったサイバーセキュリティー法案に対する抗議の際、Redditの共同ファウンダー、Alexis Ohanianは私にこう説明した。「最大の理由は、SOPAにはわれわれが大切にしているもの(Redditだけでなくあらゆるソーシャルメディア等)を停止させられるという差し迫った脅威があったことだ。一方、オンラインプライバシーに関する修正第4条の権利の消失は、そこまで明白でないため、残念だが結束は難しい」。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)