それでも私は、Galaxy Foldについて言いたい。こいつは素晴らしい会話のきっかけを与えてくれた。この端末を毎日使うようになって以来、無数の見知らぬ人たちと話をした。そしてそれは、アーリーアダプターの一員であることの大きな部分を占めているというのが正直な気持ちだ。
Galaxy Foldは、これまで使ったなかで最も評価が極端だった製品でもある。誰もが手にとっていじりたがるが、反応は千差万別だ。先日FedEx店舗に行ったとき荷物を受け取るまでの5分間に、店員4人中2人の手に渡すことになった。
面白いことに画面の問題はみんなが知っていた。折り畳み端末は近年の家電製品の中でも特に大衆の想像力をかきたてているようだ。それはサムスンにとって良くも悪くもある。良い点はといえば、潜在的ユーザー基盤が大きくなること。悪い点は、メーカーが不良品に対応すればするほど、多くの人々がそれを目にすることだ
FedExやさまざまな空港・航空会社の職員たちの反応は総じて好意的だった。1人は思っていたより小さかったと言い少々私を戸惑わせたが、それは多くの人たちがその巨大さについて語っていたからだ。おそらく彼女はiPadを開いてほしかったのだろう。
TechCrunchのライター/編集者の中には、先週のロボティクスイベントに私がこれをもっていったとき、あまり評価しなかった人たちもいた。間違いなく面倒な連中である。
私は両者の中間あたりに位置している。ちゃんと使えているとき、Foldは間違いなく素晴らしい技術の結晶だ。現時点でこの製品は表舞台にでられる状態にない、としたわれわれの早期の推測は的を射てしたようだ。同社は当初「Galaxy Fold早期サンプルの一部」の問題と言っていたのを、販売の無期延期へと切り替えた。
その結果、他のすでに発表されている折り畳み端末にチャンスが生まれた(同様の問題を抱えていない限り)。もちろん、これまでにもサムスンの製品ラインが最悪の状態から立ち直ってきたことを忘れてはならない。
ともあれ、これで私の日記は終わる。今週中にはレビュー記事を書く予定だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )