アマゾンが電子書籍リーダー「Kinde」の最新モデル、「Kindle Oasis」を発表しました。特徴は歴代最軽量・最薄のボディーと、付属のバッテリー内蔵カバー併用で「数カ月」使えるバッテリー、従来品より多い10個LEDで均一に明るいフロントライトなど。
Kindleの最上位モデルとして、従来の上位モデル「Kindle Voyage」よりも、さらに上の3万5980円で本日より予約販売を受け付けます。WiFi+無料3G版は4万1190円、キャンペーン情報(広告)なしモデルはそれぞれ2000円増し。
Kindle Oasisで目を引くのは、裏面の厚みや左右のベゼル幅が違う左右非対称デザイン。裏面が厚い側は画面のフチも広く、2つの物理ページめくりボタンを備えた持ち手(ハンドグリップ)となっています。
左右非対称なので利き手や片手読みに使う手の好みが心配になりますが、 OasisはKindle初の加速度センサを搭載。左右どちらで持っても、自動的に表示を切り替えて使えます。
薄い部分はわずか3.4mm、持ち手部分でも8.5mm。従来の最薄モデル Voyageの7.6mmよりはやや厚いものの、メインストリームモデル「Paperwhite」の厚さ9.1mmより薄型です。
持ち手部分以外の三方向ではベゼルが細くなったため縦横比も変わり、Voyageより縦が約19mm短く、左右が7mmほど広くなりました。
一方、画面は従来のPaperwhiteやVoyageと同じ6インチ300ppiの16階調。細かさも広さも変わりませんが、フロントライトのLEDが従来の4個(Paperwhite)や6個(Voyage)から増えて10個になり、明るさの均一性が向上しています。
もうひとつの大きな特徴として、歴代Kindleで初めて、追加のバッテリーを内蔵したカバーが付属します。カバーを着ければ自動的にカバーから本体の充電が始まり、装着したままカバーを充電すれば両方が同時に充電される設計です。カバーはブラック、メルロー、ウォルナット(スウェード)のレザー製。Kindle Oasis本体とはマグネット式で着脱します。
カタログ表記のバッテリー駆動時間は、従来モデルのPaperwhiteや無印Kindle、Voyageの「数週間」に対して「数カ月」、ただしバッテリーカバー装着時。
重量は本体のみの場合、Kindle Voyageの180g(WiFi)よりさらに50gほど軽い131g(WiFi) / 133g(WiFi+3G)。しかしカバーは107gあるため、装着時には重さが逆転します。
内蔵ストレージ容量は4GB。名前からどことなく期待してしまう防水仕様ではありません。
Amazon.co.jpでの発売日は4月27日予定。現在すでに予約注文を受け付けています。