新型電気自動車「Honda e」は運転が楽しくなりそうな車

ホンダが2020年春に発売予定のコンパクト電気自動車、Honda eの情報が徐々に聞こえてくる。ポップアウト式ドアハンドルや車内サイドミラーからタッチスクリーン画面までさまざまだ。

米国時間6月13日にわかった最新情報は、35.5kWhのバッテリー容量、さらには、一部の人たちを興奮させそうな 50対50の重量配分だ。これは床下のホイールベース内中央に設置されるバッテリー位置のおかげだ。

結論として、この電気自動車は安定性が高く、カーブをみごとにこなすだろう。つまり、すべての条件が同じだとすると、eのステアリングはナチュラルでオーバーステアでもアンダーステアでもない。それに後輪駆動とハイトルク電動モーターが加わることで、Honda eはその小さな車体から数多くのワクワク感を生み出すことを約束している。

50対50の重量配分が理想的と考えられている理由を詳しく知りたい人は、この技術者が説明しているビデオを見てほしい。

ホンダは、同車の35.5kWhリチウムイオン大容量バッテリーを、Type 2 ACコネクターとCCS2 DC高速チャージャーのどちらでも充電できることも明らかにした。バッテリーパックは効率と充電状態を最高に保つために水冷される、と同社は語った。

ホンダは、1回の充電で約125マイル(200km)走れるという前回の予測を変えていない。

充電ポートには、ガラスパネル越しに見えるLEDライトがあり、ポートの位置を知らせるとともに充電状態を表す。

Honda eの生産モデルは今年中に公開される予定。

英国、ドイツ、フランス、およびノルウェーではネット予約が可能。その他のヨーロッパ諸国では各国のホンダ公式サイトに登録すれば情報を受け取れる。そう、Honda eは米国にはやってこない。

ホンダは、ヨーロッパで発売する新車種すべてを電気化、すなわちハイブリッド、プラグイン、または全電動にする計画だ。2025年までにヨーロッパで販売する自動車の3分の2を電気化することを目指している。

【Japan編集部追記】Honda eは2020年に日本でも発売される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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