よくできたゲームの例にもれず、ケンダマは簡単に始められるが極めるのは困難な誰にも愛されるおもちゃだ。400年間変わらないこのゲームに関して起業家にできることはいったい何か?名前をDendamaに変え、エレクトロニクスを満載して様々なマルチプレーヤーゲームを発明する…そしてもちろんKickstarterキャンペーンを開設する。
ケンダマ名人のプレイぶりには魅了される。ヨーヨーに似ているがいくつもの次元が加わっている。デジタル化されたDendamaには、数多くの機能が追加された。DendamaはBluetoothでスマートフォンとつながり、巨大なセンサー群はプレーヤーが何をしているかを正確に理解し、スマートフォンにフィードバックしてスコアを計算する。
開発チームは新しい遊び方をいくつも考え出した。バトルモード、クエストモード、技を磨くためのトレーニングモード、協力モード等々。伝統的おもちゃをデジタルで強化することによってどんなゲームができるかをブレーンストーミングしたものと思われるが、何よりもまず楽しいことが重要だ。
私は昨年TechCrunch TokyoでDendamaを試してみた。まったくの初心者の私は、ひもとスティックとボールを空中に浮かせるやり方をみせてもらった。このデジタル・インテグレーションは単なるギミックの域を超えている。開発チームは完成されたジャグリングトイにインタラクティブなレイヤーを見事に融合させた。
このKickstarterキャンペーンは他と比べてもリスクは低そうだ。日本のクラウドファンディングサイトのMakuakeではすでに1万ドルのキャンペーンに成功している。Kickstarterキャンペーンの主な目的は、多いとは言えない世界のケンダマプレーヤーを取り込むことにあるようだ。
DendamaのKickstarterキャンペーンはこちら。「手軽に簡単な技を覚える安全な道を選ぶか、危険を冒して敵を叩きのめす必殺技に挑戦するか」、伝統の技をご覧あれ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)