日本のスタートアップはRubyがお好き? PHPと人気ほぼ互角に

ソーシャルリクルーティングサイト「Wantedly」を運営するウォンテッドリーが25日、スタートアップ企業に人気のプログラミング言語に関する調査結果を発表した。それによれば、2009年に創業した企業の間ではPHPが最も人気だったが、2011年以降に創業しているスタートアップ企業の使用言語はPHPとRubyがほぼ半々であることが分かったという。

詳しくグラフを見ると、2009年創業の企業のうち、PHPを使用していたのは38%、Rubyは15%と倍近くの差があったが、2011年に創業した企業ではPHPとRubyが24%で同率。2013年創業の企業ではPHPが32%、Rubyが27%と再び差が広がったが、2014年に創業した企業ではPHPが22%、Rubyが25%と、初めてRubyがPHPを上回っている。

調査は、Wantedlyの登録企業で使用言語を記載している企業390社の中から、各社の創業年度別にサーバーサイドで使用している言語を集計したもの。JavaScriptはフロントエンドの使用が多いため除外した。JavaはAndroidでの使用とサーバーサイドでの使用の両方をカウントしている。

プログラミング言語は時代とともに人気が移り変わるもの。PHPとRubyの人気が伸びている理由についてWantedly代表取締役の仲暁子は、「PHPはCakePHP、RubyはRuby on Railsなどの代表的なフレームワークが存在するため」と見ている。


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TechCrunch Japan

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