日本の商品を安く海外に届ける共同購入型越境ECサービス「DOUZO」のdouzoが総額1億円を調達

共同購入型越境ECサービス「DOUZO」(Android版iOS版)を提供するdouzoは6月23日、J-KISS型新株予約権による資金調達および金融機関の融資により総額1億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、エニグモ、Branding Engineer、ライフタイムベンチャーズ、East Ventures、複数の個人投資家。調達した資金は、サービス拡大に向けた人材採用と、東南アジアでの販路拡大のためのマーケティングにあてる予定。

DOUZOは、日本の商品を安く海外に届けるという共同購入型越境ECサービス。共同購入型ECは、「買いたい」と思ったユーザーが多ければ多いほど安く商品を購入できる、規模の経済性を活用した新しい購買体験を指す。また越境ECは、海外の商品を購入できるECサイトのこと。これら共同購入型ECと越境ECを組み合わせることで、商品価格を安くするだけでなく、通常の越境ECで課題となる国際輸送コストを大幅に削減できるとしている。

DOUZOは、タイを皮切りに東南アジア、そして世界へ順次事業を拡大予定としている。douzoは、企業でも個人でもない「グループでの貿易」は、国境を超えたモノの移動を活性化し、世界の消費者が気軽に欲しいモノに手が届く時代を築く、「新しい貿易の形」となると考えているという。

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カテゴリー:ネットサービス
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TechCrunch Japan

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