採用スタートアップのHigherMeがシード資金として150万ドルを調達したことを発表した。彼らは有名企業Dunkin DonutsやPanera Bread、最近ではファーストフォードチェーンのWhite Castleといったカスタマーを獲得している。
共同ファウンダーでCEOのRob Hunter(以前はアイスクリーム店Marble Slab Creameryの店舗を複数運営するオーナーだった)は時間給のアルバイトを採用する際、その人の過去の仕事経験より、働ける場所、時間、個性といった要素の方が重要になるという。しかし、従来の履歴書ではそういったことが分かりづらかったと指摘する。
そこで HigherMeは企業が重視する要素でアルバイト社員を探すためのサービスとしてローンチした。HigherMeのアプリで、候補者は働ける場所、時間、動画カバーレターを登録したり、雇用主に自由に質問したりすることができる。
時間をかけ、HigherMeは「人材募集から審査、採用に至る採用プロセス全体をカバーするまでになった」とHunterはいう。今では自動で面接スケジュールを設定し、テキストメッセージで通知を送る機能もある。
採用プロセスはこれまで以上にスマホ中心になっているとHunterは言う。それは採用プロセスの最初の段階では特に手間を減らすことが重要なためと説明する。
「直感的に思うことと逆なのです」と彼は言う。「良い採用候補者なら、多少の手間があったとしてもそれをやり通す気持ちがあると考えるでしょう。しかし、逆なのです。良い採用候補者は他にも別の選択肢があります」。
HigherMeのカスタマーはレストランや小売店が多い。ただHunterは、例えば学校写真の会社Lifetouchのように、他業界でも同社のプロダクトを役立てることができるだろうと話す。
HigherMeのシード投資にはY Combinator(HigherMeはY Combinator卒業生)、Barbara Corcoran Venture Partners、NatureBoxのファウンダーGautam Gupta、 HootSuiteのファウンダーRyan Holmes、Tucker Max、TEEC Angel Fund、The Unofficial Syndicateが参加している。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)