暗号資産NEMの次期バージョン「Symbol」がローンチ日延期へ、2021年1月14日に変更

暗号資産NEMの次期バージョン「Symbol」がローンチ日延期へ、2021年1月14日に変更

暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン技術に関連する国内外のニュースから、過去1週間分について重要かつこれはという話題をピックアップしていく。今回は2020年11月15日~11月21日の情報から。

暗号資産(仮想通貨)NEM(ネム)のコア開発者を含むNGL(NEM Group Ltd。NEMグループ)は11月19日、NEMの次世代バージョン「Symbol」(シンボル)のローンチ日の延期およびスナップショット、ブロック高に関する最新情報を発表した。Symbolのローンチは、これまでの12月17日の予定を約4週間延期し、2021年1月14日とした。

延期の理由は、Symbolの最終開発部分となる、主にコア・サーバー、テストネット・パッチ、REST+SDK、ウォレット、ノード・モニタリングなどの複数のバグ修正と修正後の検証にかかる時間を考慮した結果という。

スナップショット日も2021年1月14日に変更

ローンチ日の延期に伴い、スナップショット日も2021年1月14日に変更された。スナップショットでは、特定のブロック高で、現行のNEMブロックチェーン上のNEMアカウントの状態(XEM残高、マルチシグ構成、ルートネームスペース)を記録するが、実施するブロック高を302万5200ブロックとし、その予定時刻を1月14日UTC午前11時7分前後(日本時間午後8時7分前後)とした。事前オプトインは、2021年1月9日終了となる。

Symbolのローンチとなるネメシスブロック(最初のブロック、ジェネシスブロック)は、1月14日のスナップショット後数時間以内に生成される予定になっている(正確な時間は未定)。新たにSymbolのトークンとなる「XYM」は、事前オプトインをしたアカウント保有者全員に対して、ネメシスブロックにて分配される。

XYMの付与には、オプトインという意思表示が必要

XYMの付与については、オプトインという意思表示が必要。オプトイン・プロセスの利用規約に基づき、XEM保有者(最低100XEMが必要)に対して、保有量を確定するスナップショット時の保有量により、事前オプトイン最終日までにオプトインを実施したものに対して、1XEM=1XEM+1XYMが付与されることになっている。

また、Symbolローンチ後の事後オプトインも可能であり、その開始日程については、ローンチ前に発表される予定となっている。ちなみに、スナップショットにて保持されているXEM残高は、Symbolリリース後6年間請求が可能。

今回の延期は、テストネットなどによる検証の結果、当初のローンチ予定日だった12月17日から1~2週間程度遅れることが明らかとなり、そのまま延期をすると日程がクリスマスや年末年始の時期に重なり、社内外(取引所や規制当局など)の人員が少なくなることから、この時期のローンチはリスクが高いと判断し、日程を4週間先に延期したという。

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カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:SymbolNEM(製品・サービス)

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TechCrunch Japan

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