最新iPhone 12にも対応するMophieの最新モジュラー式モバイルバッテリーを使ってみた

充電バッテリーのJuice Pack Connectが先週発表された時、ちょっとした混乱があった。私自身も混乱していたことを認める。Apple(アップル)のiPhone 12の発売日と近かったことから、多くの人々が(当然のごとく)Mophieの新製品はiPhone 12の新しいMagSafeテクノロジーに対応していると思い込んだ。

このアクセサリーの将来のバージョンにその機能が搭載される可能性は高いが、モジュラー化が進んだこの新しいバッテリーパックの二大特徴といえば、ワイヤレス充電と昔ながらの粘着剤だ。これは、このシステムがQi規格のワイヤレス充電に対応しているどんな端末でも使えるという意味だ。

実際システムは、かなり必要最小限のものになっている。ケースすらついてこない。欲しければ自分で入手しなければならない。箱に入っているのはバッテリーパックとグリップ兼スタンド、そしてありがたいことにアダプターが2つついてくる。最後の点は、付け直す必要が生じた時や誰かとバッテリーをシェアしたいときなどにうれしい。

画像クレジット:Brian Heater

装着はいたってシンプル。中央に正確につけるためのボール紙製ガイドもついている。画面保護シートを貼る時のフレームのようなものだ。端末の裏に直接装着することもできるが、私はできればそこまではしたくないと思っている。ともあれ、別のアクセサリーを付けていない時、端末の裏に小さなアダプターの突起がある状態は受け入れる必要がある。

アクサセリーはアダプターの横から差し込む。バッテリーパックはシステム全体の中で最も見栄えがよく、オリジナルのJuice Packシリーズのデザイン思想を最もよく引き継いでいる。リング兼スタンドはちょっと安っぽく、充電していない時にはいかにも付け足しのように感じる。妥協点の1つが、バッテリーをコンパクトにするほど容量が小さくなるということだ。5000mAhは悪くないが、もっと大容量のケースをもっと安く買える。

画像クレジット:Brian Heater

もう1つの妥協点は、おそらくお気づきだと思うが、ワイヤレス充電は有線より遅いことだ。このため、システムはデバイスを長時間使い続けるのに向いていて高速充電目的ではない。それでも本当にピンチで適切なケーブルさえあれば、USB-Cポート(バッテリーの充電にも使用する)から高速充電することもできる。

Connect Standは使える。グリップとしてよりスタンドとしての方が役に立ちそうだ。Pop Socketのようにもっと頑丈なグリップなら良かっただろう。ただし、そこはモジュール式の良いところで、常に新しいアクサセリーを追加することができる。80ドル(約8300円)という価格は安くないが、いまだかつてMophie製品が安価だったことはない。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Mophieバッテリーレビュー

画像クレジット:Brian Heater

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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