今朝株式公開を行ったFitbitの株価は現在、50%以上急伸している。このウェアラブルの会社は、1株辺り20ドルの価格を当初予定していたが、取引開始早々30ドルの高値を記録した。
この記事を書いている時点では、Fitbitは48%高の29.60ドルで取引されている。いずれにしろFitbitは多くのスタートアップが夢見るようなデビューを飾った。当初Fitbitは、14ドルから16ドルで株を発行する予定だったことも注目に値することだ。それより低くなると考えていた人もいることだろうから、予想を遥かに超える結果となった。
誰もが見たかった表がこれだ。
Fitbitは株式公開で1億ドルの資金調達を行う予定だった。この価格は目安に過ぎない場合が多いが、当初の株価での発行にも関わらず、3億5800万ドルの調達を達成した。今日は更に資金調達が行われた。Fitbitは今回の調達額で予定している計画を難なく遂行することができるだろうし、更に多くのこともできるだろう。
Fitbitの財務状況は健全だ。Fitbitの売上は伸びているし、収益も成長している。それを奇妙に感じるなら、全てのIPOが金回りの厳しい会社が資金を調達するためだけにあるものではないことを思い出してほしい。2014年と2015年は、企業の収益ではない他の要因の後押しが大きかったということだが、それについては別の記事に書くことにする。
市場が閉じるころにまた記事を掲載したい。今のところ、Fitbitの株価は、健康的な数値を維持していると言える。
最後に一言:この時点のベンチャーキャピタルが後押しする全ての勢いのあるIPOは、公開市場の神が用意した祝杯だ。ベンチャーの世界は、いくつかの意味で常に渇いている。エグジットは、砂漠で見つけたカクテルのようだ。このIPOは、現在のバブルを推し進める以外に何もならないだろう。
乾杯!
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