格安航空AirAsiaもハッカソンを主催してエアラインのデジタル化指向をPR

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格安航空のAirAsiaが、一般企業がハッカソンを催す例としては最新の例となった。その最初のハックイベントは、マレイシアのクアラルンプールにある同社の本社で、3月18日に行われる。

その“AIRVOLUTION 2017” — というすべて大文字のクサい名前だが — がテーマとして掲げるのは、当然ながら、空の旅だ。具体的な課題は、当日に発表される。優勝賞金は米ドル換算で5600ドル+帰りの航空券5枚(あくまでもAirAsiaの)+同社のポイント10万だ。

紙上予選で本選出場の20社(名)が決まるが、出場者の国籍はAirAsiaの便がある26の国の一つでなければならない。申し込みは今日(米国時間1/16)から2月19日まで。予選の結果は3月3日に通知され、マレーシア国外の選手にはAirAsiaの航空券が送られる。

スポンサーはMicrosoftほか数社。今年で13歳になる同社に、新風を吹き込んでほしい、とCEOのTony Fernandesは言っている。彼は昨年、AirAsiaを“デジタルエアライン”にしたい”、と語った。

“AirAsiaがデジタルエアラインになる歩みは、今年から始まる。このイベントがラジカルでクリエイティブな思考に火をつけて、AirAsiaを最先端の航空会社に名実ともに位置づけ続けることを期待したい”、と彼は声明文で述べている。

しかしAirAsiaは、ハッカソンを催す最初の旅行会社でも航空会社でもない。EmiratesSingapore Airlines、それにMalaysia Airlinesもすでにやっている。さらに上を行っているBritish Airwaysは、2013年に飛行中の同社機内で空飛ぶハッカソンを主催している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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