今年もまた新しいiPhone を求めて長い行列が出来そうだがこの秋は例年よりも少し長く待つことになるようだ。
アップルは先ほど第3四半期の決算を発表(未訳記事)したが、このときCFO(最高財務責任者) のLuca Maestri(ルカ・マエストリ)氏は「今年の新iPhone11モデルのリリースは2019年と比べて数週間遅れる」という見通しを述べた。これは非常に異例なことだ。これまでアップルは製品発表のスケジュールについて一切触れようとしなかった。iPhoneは毎年アップデートされているのもかかわらず、直前になるまで何も認めようとしなかった。
もちろんこれまでもiPhone のリリースが遅れたことはある。例えば2017年のアップルのiPhone Xの発表は11月にずれ込んだ。iPhone の各種モデルがメインの製品発表の数週間後に個別のスケジュールでリリースされたことはたびたびある。しかしその場合でもiPhoneのリリースのスケジュールが事前に発表されたことはない。
今年アップルが発表するiPhone の一部のモデルは5Gネットワークをサポートするはずだ。
アップルが発表した第3四半期の決算は596億9000万ドル(約6兆2400億円)、対前年比で11%の収入アップとなり ウォールストリートの期待を上回った。新型コロナによるパンデミックもアップルの売上、ひいては株価をダウンさせることはなかった。しかし9月に新しいiPhone をリリースできないと認めたことは、サプライチェーンのパイプラインのどこかに障害が起きていることを示すひとつの兆候のようだ。
画像:Tobiasjo / Getty Images
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)