無人機はハッカーの標的になり解析される(技術解説ビデオあり)

太陽が水平線の下に沈むと、空がグレーから黒に変わっていく。そして、日没の静寂に替わって1000機の無人機のブンブン音が空中を満たし、一機の指揮機に導かれて都市を襲う。子どもたちは親の腕にしがみつき、空からやってくる軍隊を不安気に指差す。

“何なんだ、これは?”、一人が、隣の男に尋ねる。

“Amazonさ”、聞かれた男が答える。“それにSamy Kamkarだよ”。

その名前は、あなたがハッカーでなければ初耳だろう。でもKamkarは連続ハッカー犯で、2005年には自作のワームでMyspace破壊し、刑務所へ行った。

その彼が今度は、無人機をハックする無人機のハードウェアとソフトウェアのスペックを公開した。つまり、これからは誰でも、無人機をやっつけ、ハックし、コントロールできる無人航空機を作れるのだ。

Kamkarが”SkyJack”(スカイジャック)と呼ぶこのハックは、マイコンボードRaspberry Piと、無人クヮドコプターParrot AR.Droneを使う。小型電池と2台の無線送信機も要る。地上のLinuxマシンの上で動いて電波到達圈域内の無人機をハックするバージョンのSkyJackが、まず作られるらしい。

詳細を知りたくなった人は、Kamkarのブログ記事を読むか、またはこのビデオを見てみよう。

[出典: ArsTechnica]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))