“未来の絵が欲しければ、ロボットが人間の顔に向かっていつまでも拍手しているところを想像しなさい”、とGeorge Orwellは書いたが、彼の不吉な予言がついに的中したようだ。この製品は、登場したのは1年前だが、ぼくが見たのは最近で、すぐに好きになったけど、BigClapperと呼ばれ、基本的にはおかしな顔の描かれた球体に大きな白い手をつけたものだ。それをどこかに設置すると、いつまでもわめき、拍手し続ける。一種の道化役ロボットだが、それはあなたの心を奪い、あなたの生きる意志を涸渇させる。
RobotStartが見つけたこのロボットは、ものすごく偏執狂的だ。BigClapperはオフィスでも使えるし、店頭でも、パーティーでも使える。人が通ると拍手をして、お店に誘いこもうとする。色は真っ赤! しかも手がある!
残念ながらAlexaからは使えないが、BigClapperは人間とコンピューターの対話の、未来の形を表しているかもしれない。通りであなたに声をかけて、激しく拍手をし、あなたに何かを買わせようとする、すごく純粋なロボットだ。現代の資本主義の、まさにシンボルと言ってよい。
ぼくとしては、地球と人類が拍手するロボットに支配されたら、歓迎するね。