ミレニアル世代は結婚や子どもに背を向け、ペットを飼う方を選ぶから、多様なペット産業が栄えている。
Small Doorもそんな企業のひとつだ。同社は350万ドルのシード資金を獲得して、動物病院というものを根本から考え直そうとしている。この投資は、Hippeau VenturesとPrimary Venture Partnersがリードし、Brand Foundry Ventures、Flatiron Healthの共同ファウンダーのNat Turner氏とZach Weinberg氏、Warby Parkerの共同ファウンダーのDave Gilboa氏、そしてNeil Blumenthal氏らが参加した。
Small Doorは会員制で、人間のプライマリケアサービスのOneMedicalに似ている。同社は会員に、年に数回の健康診断や、専門家への優先アクセス、またプランによっては獣医への仮想アクセスを提供する。
会員制で収益を確保することによって、同社は獣医が各患者に十分な時間を取れるようにし、それと同時に、待合室での待ち時間を短縮する。
さらに、Small DoorはPublic Benefit Corporation(公共利益企業)として登記しているので、株主や投資家と並んで獣医とペットがメインのステークホルダー(利益分有権利者)だ。今、増加する獣医の自殺が問題になっている。借金が増えたり、同情疲労に陥ったり、難しい診療以上に飼い主が難しい相手だったりして、めげてしまうのだ。
そこでSmall Doorは、株主だけでなく獣医の成功と幸福にも投資するビジネスを構築しようとした。同社は今回の資金でチームとプロダクトの強化を目指している。また、初めての直営クリニックをニューヨークに開く計画だ(上図は、そのクリニックの3D画像だ)
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)