移民ネットワーキングのHomeisがメキシコ移民向けツールを追加

移民コミュニティ向けのネットワーキングツールをつくっているスタートアップであるHomeisは今週、正式にメキシコからの移民のためのコミュニティを立ち上げた。

共同創業者でCEOのRan Harnevo(ラン・ハーネヴォ)氏は以前、ビデオシンジケーションの会社5minを設立した。この会社はAOLに買収され、そこで彼はビデオ部門のグローバルプレジデントを務めた(AOLはまたTechCrunchも買収し、その後Verizonに買収された)。

Homeisの目標は特定の移民コミュニティのニーズにフォーカスしたネットワークをつくることだ。まず、イスラエル、フランス、インドのコミュニティで始め、新しい友達や仕事を見つけるのをサポートしている。

新しくつくったメキシコ人コミュニティは、例えば信頼できる移住専門の弁護士を見つけるのを手伝うなどして「メキシコ人移民が抱える苦難を解決する」と同社は発表文の中で述べている。

そして今年の移民のためのツール構築というのが政治的な行動のように映るなら、それはハーネヴォ氏(彼自身イスラエルからの移民だ)が何かしら内に抱えているものだろう。

「移民に力を与えるというのが我々のミッションであり、今ほど重要なときはない」と声明文で述べている。「緊張の高まり、移民への敵対心により、テック企業が行動をとらなければならないことが明らかになった。今回のメキシコ人コミュニティの立ち上げにより、我々はテクノロジーとリソースを米国最大の移民コミュニティと共有できる。我々自身移民であり、それは大きな意味を持つ」

Homeisは今年初め、Canaan PartnersとSpark CapitalがリードするシリーズAで1200万ドル(約13億円)を調達した。

画像クレジット:Bryan Bedder / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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