空飛ぶタクシー「Uber Air」は空港との往復にも利用

空港との往復はUberの利用場面の中でも大きな割合を占めている。正確な数字は公表されていないが、Uber Elevateのインフラストラクチャー事業開発責任者であるChad Cashin氏はTechCrunchに取材に対して、UberがSignature Flight Support社と共同で電動垂直離着陸機の着陸場所を空港に確保する準備をしているのは、それが理由だと語った。

Signature Flight Supoortは、民間航空ターミナルのネットワークを運営するほか、プライベートジェット向けのサービスも提供している。Uberは、Signatureと提携することで、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ダラス・フォートワースなどの巨大空港をはじめ、世界中の何百という空港への参入が容易になるとコメントしている。

「SignatureがUberにとって重要なのは、従来のUber利用の中で空港での発着が非常に多いことはもちろん、空港に関わる交通量が非常に多いからだ」とCashin氏は言った。「空港往復の需要は今後も変わらないので、それに答えるためにも世界200カ国以上のヘリポートを持つSignatureのインフラストラクチャーは重要だ」。

Signatureは効率を重視している。同社のフライトサポート最高責任者であるShawn Hall氏は、これを最大の提供価値だと本誌に語った。

「ジェット機などプライベートに飛行機を利用する最大の価値は効率だ」とHall氏は語る。重要なのは贅沢な体験ではなく、効率だ。それをものがたるように、われわれの顧客は離陸の数分前に現れることが多い」。

Uber CopterはSignatureとの提携によって、ヘリポートからJFK空港まで乗客を運ぶことができる。Uber Airが2023年に、ロサンゼルス、ダラス・フォートワース、メルボルンの3都市でサービスを展開するときには、それぞれの都市で空港以外に5~7箇所のヘリポートを確保する計画だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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