窓型スマートディスプレイ開発のアトモフが2.7億円を調達

アトモフは7月25日、合計2.7億円の資金調達を発表した。内訳は、and factory、アドウェイズなど事業会社と、既存株主の環境エネルギー投資、Darma Tech Labs、三菱UFJキャピタル、京銀リース・キャピタルから1.7億円の投資、残りは2019年4月より日米で開始したクラウドファンディングの支援者約1800名からの約1億円の支援となる。

Atmoph Windowは、世界各地1000カ所以上の風景とリアルなサウンドを楽しむことができる、27インチの窓型スマートディスプレイ。同社は今回の資金調達により、新モデルとなるAtmoph Window 2の製造・開発のほか、販売の人員強化、独自映像コンテンツの撮影・製作を進めるとのこと。ちなみに前モデルのAtmoph Windowは、日本、米国、ヨーロッパを中心に世界各国へ累計2000台弱を出荷している。

Atmoph Window 2での改良点としては、スマートスピーカーを介した音声操作、時間や天気の表示、調べたいニュース画像の検索といった機能の搭載がある。また、オプションとして用意されているカメラ・LEDモジュールを利用することで、顔の位置に合わせて窓の向こうの風景が動いたり、LEDライトで窓から差し込む光の表現も可能になっている。

そのほか、部屋の雰囲気にあわせて付け替えられるフレームも付属。基本の5色に加えて、本物の木材を使用した2種類の木製フレームを用意する。木製フレームは、家具業界の最大手のカリモク家具の製造である点も注目だ。本体の税別価格は、従来の6万9800円から4万4800円に値下げされている。

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TechCrunch Japan

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