「formrun(フォームラン)」は、ノンプログラマーでも簡単にフォーム作成ができるサービスだ。formrunを提供するmixtapeは8月9日、同サービスにYouTube動画などのリッチコンテンツを埋め込みできる新機能を発表した。
formrunのフォームには、HTMLに数行のスクリプトコードを入れるだけでWebサイトに設置できるタイプと、フォームごとに個別のURL(『https://form.run/@』以下をユーザーが設定)を与えるタイプの2種類がある。
formrunには、イベント参加フォームや資料請求フォームなど個別のユースケースごとの雛形が用意されている。背景デザインなどもサービス上で選択可能だ。
また、フォーム作成の機能だけでなく、そこから得た顧客情報をチーム全体で管理できるライトなCRM機能も備えている。これもformrunの特徴の1つだ。
formrunの詳しい内容については、前回の記事も参考にしていただきたい。
これまでにformrunが獲得したユーザー数は約2000社だ。
mixtape共同創業者の堀辺憲氏によれば、「当初はスタートアップに使ってもらうことを想定していたが、リリースしてみると、教育や小売りなど、必ずしも社内にエンジニアを持たない会社に利用されることが多かった」という。
今回formrunに追加された新機能では、YouTube、Google Maps、Slideshareなど約500種類のWebサービスが提供するコンテンツをフォームに追加できるようになった。イベントの参加フォームに会場までの地図を埋め込んだり、前回のイベントの様子を撮影した動画を埋め込むことができる。
堀辺氏はTechCrunch Japanの取材に対し、「formrunのグローバル展開を見据えて、日本ではあまり使われていないサービスにも対応するようにした。今後は単なるフォーム作成ツールとしてではなく、その先の顧客管理機能を踏まえたカスタマーサポート・ツールとしてブランドを確立していきたい」と語った。